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低下した視力を矯正するレーシック手術とは?

近くの物を見づらくなった、遠くが見えにくくなった、視界がぼやけるなど、視力が低下すると「物の見え方」は変化します。視力低下はおもに、眼に入る光の屈折の角度が強すぎたり弱すぎたりして、網膜上に焦点が合わないことが原因です。これを矯正するための方法の1つがレーシック手術です。
レーシック手術はメガネやコンタクトが不要になって快適に過ごせる、日帰りで手術ができる、などの特長がありますが、大事な目の手術ですので、その仕組みや特徴を正しく理解したうえで検討することが重要です。

レーシック手術とは

まず、レーシックとは簡単に説明すると、目の表面の形を矯正する手術です。視力低下の多くは、目の表面にある、厚さ約0.5mmの角膜の屈折力が強すぎたり弱すぎることが原因です。レーシックはこの角膜の屈折力をエキシマレーザーというレーザーを当てて矯正することで、視力を回復します。

物が見える仕組みとレーシック手術

目の中に入った光は角膜や水晶体を通り、焦点を結びますが、この焦点が網膜上に1点に結ぶことで、脳にはっきりとした像として伝わります。しかし、網膜上の1点に結ばない場合、物ははっきり見えず、この状態を屈折異常といいます。そして、この屈折異常を矯正するのがレーシック手術です。これは角膜の形状を近視や遠視といった症状に合わせて変えることによって、屈折を矯正する方法です。
次に、それぞれの屈折異常の矯正方法や物が見える仕組みを見ていきましょう。

物が見える仕組み

物体の形や色、距離、動きなどの情報を、わたしたちは目に入ってきた光によって認識しています。
目に入ってきた光は(凸レンズである)角膜と水晶体を通り、焦点を結びます。その光が網膜上に1点に結び、情報が視神経から脳に送られることで、わたしたちは物をはっきり見ることができます。

屈折異常とは

物がはっきり見える状態は、目に入った光が網膜上に1点に焦点を結んでいる状態だと説明しましたが、そうならない状態を屈折異常といいます。
これは、目に入ってきた光を網膜や水晶体でちょうど良い角度に曲げられず、その結果、焦点が網膜からずれてしまっている状態です。これでは物をはっきり見ることはできません。

レーシックによる屈折矯正

屈折異常に対して、目の表面の角膜のカーブを変えることで、網膜上に焦点が合うようにすることで視力を矯正する。これがレーシックの原理です。
角膜は目の中で光を屈折させる力のおよそ3分の2を担っています。つまり、角膜のカーブを変え、焦点を合わせることは、合理的であるといえるのです。
それでは実際にそれぞれの屈折異常に対して、レーシック手術でどのように矯正するのか見ていきましょう。

レーシックによる近視矯正

近視とは、目に入ってきた光が網膜よりも手前で焦点を結んでいる状態のことを言います。
レーシック手術では、角膜のカーブを緩やか(凹状に)にすることで焦点を後ろに移動し、網膜に結ぶよう矯正を行います。

強度近視の適応について

強度近視とは−6D(ジオプトリー)以上の近視です。日本眼科学会が定める屈折矯正手術のガイドラインでは、レーシックの近視の矯正量の限度を原則として、−6Dまでと定めています。ただし、ある一定の条件を満たせば、−10Dまで実施できるとされています。

レーシックによる遠視矯正

遠視とは、目に入ってきた光が網膜の後ろで焦点を結んでいる状態のことを言います。
レーシック手術では、角膜のカーブを急に(凸状に)することで、焦点を前に移動し、網膜に結ぶよう矯正を行います。

レーシックによる乱視矯正

乱視は、角膜や水晶体に歪みがあるために焦点が1点で結ばず、物がブレて見えたり、ぼやけて見える状態を言います。乱視には、「正乱視」、「不正乱視」があり、「正乱視」の場合、2つある焦点が1点に結ぶように、1方向のみカーブを変えます。「不正乱視」の場合、焦点が複数あり、その結ぶ位置もそれぞれ違うため、個々の目の形状に合わせたオーダーメイドの矯正が必要になります。

レーシックによる老眼矯正

「老眼(老視)」もまた、物が見えにくくなる症状のひとつです。老眼は、本や新聞など手元の物が見えづらくなる現象です。ただ、これまでに紹介してきた近視や遠視、乱視といった屈折異常と老眼は、根本的に違います。
屈折異常が角膜などの「屈折力」を原因とする症状であるのに対して、老眼はピントを合わせる「調節力」が衰えることで生じる「調節異常」のひとつです。
わたしたちの目が遠くから近くまでいろいろな距離の物を見ることができるのは、距離に応じて自然とピント調節をしているからです。具体的には、近くの物を見るときに水晶体を膨らませることで、近くを見ているのですが、水晶体は年齢とともに硬くなるため形を変えにくくなります。その結果、近くの物にピントが合わなくなるのが老眼です。
この場合、調節力そのものを回復させることはできませんが、見え方を改善するためのレーシック手術を行うことがあります。角膜の中央部分と周辺部分が違うカーブを描くように角膜を削ります。一般的には角膜の中央部分を近くが見やすい形に、周辺部分を遠くが見やすい形に整えていき、「遠近両用」となるように矯正をします。

レーシックのメリットとデメリット

短時間の手術でメガネやコンタクトレンズから解放されることが、レーシックの大きな特長ですが、多くのメリットの他にデメリットも存在します。

レーシック手術を受けるメリット

最大のメリットは、やはり裸眼で快適な生活を送れるということです。その人の趣味やライフスタイルに合わせた視力の矯正をすることも可能で、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の観点では有効といえます。
また、アレルギー性結膜炎などでコンタクトレンズが使用できない、左右の視力が違いすぎてメガネによる矯正ができないといった方にも、レーシックは有効な手段です。さらには地震などの災害時に、メガネやコンタクトレンズが要らないということも大きなメリットになります。
一定の裸眼視力を必要とする職業に従事される方が、レーシック手術を活用するケースもあるでしょう。

レーシック手術を受けるデメリット

そのようなレーシック手術ですが、もちろんデメリットもあります。副作用やリスクについてはのちに触れますが、まずは他の外科手術と同様、一度削った角膜は元には戻せないということは理解する必要があります。再手術をするにしても100%可能というわけではありませんし、再手術で矯正できる量には限度もあるうえ、最初の施術よりも検査や施述に時間がかかり、手術の難度も上がります。
またレーシックを受けることで角膜が薄くなり、眼圧の正確な測定が困難になることもあります。その結果、緑内障になっているのにも関わらず、検査で緑内障が見逃されてしまう可能性があります。

40代以降の人の場合、レーシックと老眼の関係を知ることも重要です。レーシックを受けて一度視力を矯正しても、老眼が進むことで近くの物が見えにくくなることがあります。
また近視を矯正することにより、それまで老眼に気がついていなかった人が、手術後に老眼を感じやすくなることもあります。こうした可能性も踏まえて、レーシックを検討することが必要です。

レーシック手術の副作用について

レーシックの手術後には他の外科手術と同様、副作用が現れることがあります。
術後に一般的にみられるものとしては、麻酔が切れたときの痛みや、視力が安定するまでの間の視界のぼやけやドライアイなどです。また、暗いところで光がにじんだりまぶしく見えたりするハロ・グレアという現象もみられます。
また、まれにではありますが、フラップが適正につくられない・フラップの下で角膜の上皮細胞が増殖してしまう・角膜上皮の一部が欠損するなどというトラブルが起きて、追加の対処が必要になる場合があります。
また、合併症としては、不正乱視や角膜の炎症・感染症、術後のステロイド点眼薬による緑内障などが、極まれに発生する可能性もあります。

レーシック後のドライアイについて

レーシックでは手術の際に角膜の神経の一部が切断されるため、ドライアイが起きたり、悪化することがあります。角膜の神経が修復されるのに半年から1年ほどがかかり、通常は時間の経過とともに改善していきます。
しかし、患者様が早期の改善を希望する場合には、点眼薬だけでなく、涙を目の表面にとどまりやすくする「涙点プラグ」を挿入する処置をすることもあります。

レーシックの安全性と危険性やリスク

レーシックはれっきとした外科手術ですので、その安全性と危険性を詳しく理解したうえで手術を受ける必要があります。

レーシック手術の安全性

日本白内障屈折矯正手術学会は、レーシックの有効性や安全性について、アンケート調査の結果を発表しています。2013年に行われたレーシック手術に関する調査のうち、その対象となった国内45施設での7万1089件(眼)について、96%の方が裸眼視力1.0以上に回復したということです。
また、2015年1月~12月に行われたレーシック手術に関する調査のうち、その対象となった国内42施設での1万5011件(7622人)についての調査では、95%の方が術後1週間後の裸眼視力が1.0以上に回復しています。術後の平均裸眼視力は1.41、術後の感染症など重篤な合併症は1例も認められなかった、と公表しています。*1

*1 日本白内障屈折矯手術学会 JSCRSの調査発表

また海外でも、アメリカではNASAや空軍が志願者に対して、レーシックを認めています。*2
*2 NASAウェブサイト FAQ(英文)
U.S. AIR FORCE FAQ(英文)

レーシック手術の危険性

そんなレーシック手術ですが、危険性の指摘があるのも事実です。
2013年12月に消費者庁は、レーシック手術について、リスクの説明を十分に受けるようにとの注意喚起をしています。この段階で、消費者庁などが運用している事故情報データベースに、危害が発生したという情報が80件登録されたというもので、術後に強い頭痛や目の痛み、吐き気を訴える例が紹介されています。同じ2013年の11月に消費者庁が行ったアンケート調査では、対象となった600人のうち302人が、術後の視力が希望どおりにならなかった、または不具合が発生したと答えています。詳細を見ると、「希望した視力に届かなかった」(78人)、「矯正され過ぎた」(30人)、「一旦は希望した視力になったが元の視力に戻ってしまった」(30人)、という回答のほか、「光がにじんだりギラギラしたりするようになった」(99人)「ドライアイが続いている(6ヶ月以上)」(83人)などです。
一方でこのアンケートでは、レーシックの術後に起こりうる症状について多くの項目で半数以上の人が説明を受けていなかったことも明らかになっています。*3

*3 消費者庁 独立行政法人国民生活センター

レーシック手術と失明

次にレーシック手術による失明の可能性についてご説明します。
日本白内障屈折矯正手術学会では、レーシックで失明することはまずない、としています。一方で、合併症の放置やその重度によっては、可能性はゼロではありません。
過去に、レーシックに対して「危険」という印象を強く持たせた有名な事件があります。「銀座眼科」でレーシック後におよそ70名の患者が細菌性角膜炎などを発症し、2010年に医師が逮捕され、その後実刑判決を受けました。事件では公判を通じて、医師の知識と経験のなさや、衛生管理の驚くべきずさんさが、明らかにされました。患者が異変を訴えたあとの対応の悪さも際立ち、失明間際まで感染症が悪化していたという被害者の話もあります。もちろん、これは明確な悪意が認められた事件で、通常の衛生管理を行っていれば考えにくい話ではありますが、角膜の感染症とそれが放置された場合の怖さを物語るものでもあります。
実際、レーシック手術に使用されるレーザーは眼球内部に影響を及ぼすものではありません。しかし2次的なこうしたリスクはゼロではないということは知っておくとよいでしょう。

レーシック手術における制限や条件について

遠視や近視といった症状を改善して、裸眼生活を送れるようにしてくれるレーシック手術ですが、実はどんな人でも受けられるわけではありません。次の項目に一つでも当てはまる方は、手術を受けることはできません。
① 円錐角膜
② 活動性の外眼部炎症
③ 白内障(核性近視)
④ ぶどう膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症
⑤ 重症の糖尿病や重症のアトピー性疾患など、創傷治癒に影響を与える可能性の高い全身性あるいは免疫不全疾患
⑥ 妊娠中または授乳中の女性
⑦ 円錐角膜疑い*4

*4 日本眼科学会「屈折矯正手術のガイドライン」

上記の項目以外にも、慎重に手術を行わなければならないケースがあります。

レーシックにおける年齢制限

発育途中の視力は安定していません。財団法人 日本眼科学会の「屈折矯正手術のガイドライン」では、レーシックの対象年齢は18歳以上とされています。*5 また、一般的には老眼と白内障の関係から、レーシックを受ける上限は40歳までとされています。ただし、適応検査で問題なしと診断されれば、40歳以上でも受けることができます。

*5 日本眼科学会「屈折矯正手術のガイドライン」

レーシック手術と緑内障の関係について

緑内障とは、「眼圧の上昇」によって、眼球の奥にある視神経が圧迫され、視野に障害がおきる病気です。緑内障を発症している場合は、レーシック手術は断られる場合が多いです。一定の条件が整えば緑内障の場合でもレーシック手術を受けることができる場合もありますが、状態を悪化させてしまうリスクもあるため、注意が必要です。

レーシック手術と白内障の関係について

白内障とは、加齢によって目の水晶体が濁り、物が見えづらくなる病気です。レーシック手術を受けた後に白内障手術を受けることはできますが、角膜形状が変化しているため、挿入する眼内レンズの度数に誤差が生じることがあります。しかし術前のデータがあれば、誤差を減らすことができますので、手術を受けられる場合、術前のデータを取得しておくとよいでしょう。また逆に、白内障手術後に十分な視力にならなかった場合は、レーシック手術で再矯正することも可能です。

レーシックとジオプトリーの関係について

レーシック手術を受けられるジオプトリーの範囲は、「近視の矯正量は10D以内」「遠視・乱視の矯正量は6D以内」と定められています。ジオプトリーは度数のことを表しており、コンタクトレンズの箱に書かれている、「-1.5D」「+3.0D」などの数字のことです。
この数字は大きくなればなるほど『近視や遠視の度数も大きくなる』ので、より強い矯正が必要ということになります。

レーシック手術の手順

適正検査

まず初めに、レーシックに対する適応検査を行います。レーシックは他の外科手術と同様、全ての患者さんが受けられる手術ではないため、この検査は非常に重要です。目や体の状態がレーシック手術に適応しているかどうか、目に他の病気がないかどうか、また年齢などが考慮されるほか、手術後の視力が高すぎず低すぎず、という快適な見え方で生活を送れるよう、日常のライフスタイルについてもチェックします。

実際の手術の流れ

以上の適応検査で、レーシックが適応できると判断された場合に手術をします。手術を始める際にはまず点眼薬(目薬)で麻酔をします。次に、角膜の表面の層に切り込みを入れて「ふた」のようなもの(フラップという)をつくり、めくることで、角膜内部の「角膜実質層」を露出させます。そして、その部分にエキシマレーザーを照射し、角膜のカーブを変えます。
レーザー照射後は、めくったフラップを元の位置に戻し、削った部分を覆います。このフラップは手術の後、自然に眼球に癒着し、目の表面は手術前の状態に戻ります。手術にかかる時間はおよそ15分ほどです。

レーシック手術と期間について

レーシック後の視力が安定する期間について

術後の視力の安定には、約3ヵ月程度かかると言われています。翌日には視界がはっきりする方が多くを占めますが、ぼやけた感じがある方もおります。このような方は時間の経過とともに安定してきます。

レーシック後のスポーツや入浴について

レーシック手術の後は、フラップがずれたり、しわになったりしないように、一定期間、注意して生活することが必要です。入浴は手術翌日以降可能ですが、スポーツは1ヵ月~3ヵ月開ける必要があります。

レーシック手術後のカラーコンタクトレンズの使用について

術後のカラーコンタクトレンズの使用については、フラップが安定する、術後1ヶ月位は利用を禁止されることがあります。また、レーシックの術前と術後では角膜の形状が変化しているため、コンタクトのサイズ・カーブが変わる場合もあります。
術後は担当の医師と相談しながら、慎重に使用しましょう。

レーシック手術の費用について

レーシック手術にかかる費用ですが、医療機関によって10万円前後から30万円台、あるいはそれ以上とさまざまです。なかには両目で10万円以下という低価格で広告を出している病院もあります。
このように価格に大きな開きがあるのは、使う機器やアフターケアの範囲の違いが病院によって違うからです。例えば、視力の回復だけでなく、角膜に歪みがある人に向けて、より精密な修正までを行うとなると使う機器も変わるため、高額になることもあります。また、無料で再手術を保証する期間にも違いがあるため、価格に大きな差が生まれるのです。
ただ注意しなければならないのは、安価なものにはそれなりの理由があるということです。使用機器や道具、衛生管理、アフターフォロー、スタッフの教育なども治療費に含まれているわけですから、その点もよく考慮して病院を選びましょう。

レーシック手術と保険

レーシック手術にかかわる保険には2種類あります。1つ目は公的な健康保険です。いわゆる保険証を窓口で提示する保険です。健康保険においては、レーシック手術は対象にはならないため自費での診療となります。また、レーシック前後の検査などを他の眼科で受ける場合にも、健康保険は適用されません。
2つ目は、民間企業が販売している医療保険です。こちらは入院や通院の日数などによって保険金が支払われる方式のものですが、レーシック手術が保険金支払いの対象となるかどうかについては、保険の内容によって異なります。加入している保険会社に問い合わせて確認をする必要があります。

レーシック手術の医療費控除について

医療費控除とは、その年の1年間で10万円以上の医療費を支払った場合に、年末調整で税務署へ確定申告すると所得控除が受けられ、医療費の一部が戻ってくる制度のことを言います。医療費控除についての詳細は、レーシックの医療費控除 申請ポイントをご参照ください。

レーシックの再手術について

レーシック基本的に1回の手術ですが、視力の回復が不十分であったり、1度回復した視力が落ちた場合には再手術が必要になります。しかし再手術には、1度目の手術から6カ月以上の期間が必要だったり、術後のリスクが高まったりなど、注意しなければいけないポイントも存在するため、慎重に検討する必要があります。

レーシック手術を受ける際の注意点

視力の設定について

このように広く普及しているレーシックですが、視力回復について考えなければならない大事なことがあります。それは、「どのくらい回復できるか」だけでなく「どのくらい回復させるか」です。
一般的に、医院などで「0.5」「1.2」などの数字で表される視力は、遠方の視力を測ったものです。もちろん、2.0のように数字が大きいほど遠くが見えるということになるのですが、遠方視力の「上げすぎ」もまたよくないケースがあります。
矯正し過ぎてしまう「過矯正」とは、一般的に遠くはよく見えますが、パソコンや本など近くを見ることが多い生活にはなじまず、逆に目が疲れてしまうという状態のことを言います。
まれに「メガネが合わなくて目が疲れる」という話がありますが、これは過矯正が原因であるケースもしばしばあります。メガネやコンタクトの過矯正が原因であれば、度を変えれば済むのですが、レーシックでは角膜を削ってしまうため、元に戻すことはできません。ゆえに生活に支障が出た場合、再手術が必要になってきます。また再手術も、すべての人が可能というわけではないので、最初の段階で職業や趣味といったライフスタイルに合う視力を設定しなければなりません。ここは医師としっかりしたコミュニケーションをとっておくことが大切です。

レーシック手術は安心安全な医療機関で

レーシック手術の概要や実際の施術についてご説明しましたが、実際に手術を受ける際には術後のトラブルに巻き込まれないように、しっかりと調べて安全な病院で受けるようにしましょう。ポイントは適応検査や診察、術後のカウンセリングがしっかりしているか、院内の衛生管理はしっかりしているか、などいくつかあります。
広告や価格だけで選ぶのではなく、事前にしっかりと確認したうえで医療機関を選ぶようにしましょう。

眼科専門医について

執刀医が「眼科専門医」であるかどうかは、医療機関を選ぶうえで一つの判断材料になります。「眼科専門医」とは、5〜6年以上の臨床研究を修了して、学会の試験をクリアすることで専門医の認定を受けた医師のことをいいます。

レーシックを受ける前に

ここまで、レーシック手術とはどのようなものか、現状ではどのようなメリットやデメリットがあるのか、ご紹介してきました。
人の角膜は厚さ約0.5mmと非常に薄い組織です。また生きた組織であるからには予期せぬ反応も起こり得ます。のちの生活に大きく関わってくる手術ですので、しっかりと医療機関を選び、納得のいくまで説明を受けるようにしましょう。また、「本当にいま、レーシックでの視力矯正が必要なのか?」ということを、自分の生活に照らして考えてみてください。
しっかりと調べ、医師とコミュニケーションをとり、信頼関係を築いたうえでレーシックを受けるかどうか検討してください。

【参考】
日本眼科学会
JSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)レーシック情報

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