ホーム /レーシック/レーシックとは
レーシック

レーシックとは

レーシックとは

レーシックとは、角膜屈折矯正手術の一種です。
目の表面の角膜エキシマレーザーと呼ばれるレーザーを照射して、角膜のカーブの形状を調整することで、屈折の角度を変え網膜上で焦点が合うように矯正する手術です。

屈折矯正手術

光が網膜の手前で焦点を結んでしまっている。

屈折矯正手術
屈折矯正手術

レーザーを照射して、角膜のカーブの形状を変化させる。

屈折矯正手術
屈折矯正手術

屈折の角度が変わり、光が網膜の一点上で焦点を結ぶ。

※クリックすると画像が拡大します。

角膜の構造

角膜は直径11~12mm、厚さ約500~560μm(日本人の平均)の透明の組織で、角膜上皮層、ボーマン膜、角膜実質層、デスメ膜、角膜内皮層の5層構造をしています。

角膜上皮層
角膜の一番表面にあり、外界からのバリア機能を果たしています。再生能力の高い細胞によって構成されており、約1週間で新しい細胞と入れ替わります。
ボーマン膜
角膜上皮層のすぐ下に位置し、コラーゲン繊維でできた非常に薄い膜です。厚さは10μmほどで、再生能力はありません。
角膜実質層
角膜の約90%を占め、主にコラーゲンやタンパク質で構成されています。再生能力はほとんどないので、実質層の透明性が損なわれると、視力低下をきたす場合があります。
デスメ膜
デスメ膜は薄くて強靭な膜です。実質層とともに角膜の形を維持します。基本的には再生能力があり、傷がついても修復します。
角膜内皮層
角膜を透明に維持するため、実質層に水分や酸素、栄養分等を供給するポンプの役目をしています。内皮細胞は再生能力がなく、一部の細胞が障害を受けると、隣接する細胞が膨張してカバーするため、一つひとつの細胞自体が大きくなり細胞数は減少していきます。

フラップ作製箇所

角膜実質層エキシマレーザーを照射するため、皮膚などのように日々再生される角膜上皮層、再生されないボーマン膜、一部の角膜実質層をフラップ(ふた)としてめくります。角膜実質層だけにレーザーを確実に照射します。角膜上皮層のなかに痛みを感じる知覚がありますが、上皮層を避けて実質層にレーザー照射をするので手術の痛みを感じることはありません。

エキシマレーザー照射箇所

角膜の大半を占める角膜実質層は、新しい細胞に再生しづらい組織です。レーシックでは角膜上に薄いフラップ(ふた)を作製し、これをめくって角膜実質層の部分にエキシマレーザーを照射することで角膜の屈折力を調整します。

フラップ作製方法

角膜の表層を薄く削ってフラップ(ふた)を作製する方法には、一方向(水平)でカットする方法(マイクロケラトーム)と、二方向(水平+垂直)でカットする方法(フェムトセカンドレーザー)の2種類があります。

一方向(水平)カットによるフラップ作製(マイクロケラトーム)の場合

短時間でフラップ(ふた)の作製が可能で、刃物でフラップを作製します。

水平に一方向のみで角膜を切るので、均一な厚さの薄いフラップを作ることは難しく、切断面は辺縁が厚く、中心部はやや薄いフラップとなります。また、エッジ(フラップの端)の部分はなだらかな曲線になるため、術後にフラップがずれてしまう可能性があります。

二方向(水平+垂直)カットによるフラップ作製(フェムトセカンドレーザー)の場合

コンピュータ制御によって、フラップを均一な厚さで精密に作製することが可能で、ムラのない滑らかな切除面を形成します。

二方向からのカットが可能である為、エッジ(フラップの端)の部分はほぼ垂直に作られます。フラップのエッジが垂直に近いとマンホールの蓋(ふた)のようにピタリとはまるため固定力が高く、術後にフラップがずれる可能性も低くなります。

また、患者さまの目の状態に合わせて、個々の設定が可能で、より患者さまに合った手術が可能です。

フラップの厚さ
使用する医療機器にもよりますが、一般的なフラップ作製の厚さは以下のとおりです。

フラップを薄く作製することが可能であれば、その分だけ矯正できる幅が広がります。
マイクロケラトームの場合 : 約100~160μm(マイクロメートル)
辺縁が厚く、中心部はやや薄いフラップ
フェムトセカンドレーザーの場合 : 約100μm(マイクロメートル)
均一な厚さのフラップ

角膜矯正の度合い

角膜を削る量
角膜を削る量はその方の目の状態(近視・乱視などの度合い)によって変わってきます。度数の強い方は削る量が多く、度数が低い方は削る量が少なくなります。

近視の場合

角膜のカーブをよりゆるやかなカーブに削り、屈折力を弱くする。

角膜の厚さ
レーシックでは、角膜を削ることで近視や乱視などを矯正します。角膜は削って薄くなりすぎると、角膜の強度が弱くなり角膜が突出してしまうことがあります。これを避けるためには、施術後にもある程度の角膜の厚さが必要になります。

術前の検査では、角膜の厚さの計測や角膜の形状を解析し、手術の可否および矯正量の限界を判断します。角膜が薄い人や矯正量が多い人はレーシック手術を受けられない可能性があります。
facebook twitter line google
PageTop