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レーシックの安全性を高めるには“安心な病院”へ

レーシック手術の安全性については、誰しも気になるところでしょう。レーシックが日本で行われるようになったのは2000年からですが、欧米では1990年から行われていました。その間に、技術向上、実績、エビデンス、そして安全性への信頼が確立されてきました。更に近年の医療機器や技術、衛生管理の向上によっても、レーシック医療の安全性はより高まったといえます。
しかし一方で、施設ごとに機器や技術のバラツキがあったり、利益優先で患者さんに寄り添う姿勢が欠落した病院も存在します。誤ってそのような病院を選択してしまうと、後にトラブルに巻き込まれる可能性があります。レーシックに安全性を求めるなら、安心な病院を見極めることが重要です。

“安心な病院”ってどんな病院?

安心な病院とは、具体的にどのような病院を指すのでしょう。
医師の技術が高いこと?最新の機材が揃っていること?
ここでは、病院に求めたい“安全性”をピックアップして、分かりやすく解説していきます。

・適応検査や診察、術後のカウンセリングをしっかりしてくれる

目の状態は人によって異なります。個々の患者さんに適した治療をするためには、綿密な適応検査や診察、術後のカウンセリングが必要不可欠です。適応検査はほとんどの医療機関が無料で行っており、治療を始める前に受けるのは常識です。適応検査が雑、もしくは検査無しで手術を勧めてくる病院は避けた方がいいでしょう。
術前の診察時には、患者さんが自身の治療内容をよく理解できるよう、十分な時間をとって説明してくれるかどうかがポイントです。また、患者さんの目の症状によってはレーシック以外の治療を選択した方が良い場合もあります。そのような時に、きちんと他の治療法も提案してくれるような病院は信頼性が高いです。最初から一つの病院に決めてしまわず、複数の病院で診察を受けてみることも検討してみてください。
もう一つ肝心な事が術後のカウンセリング、つまりアフターケアがしっかりしていることです。術後の経過には個人差があるため、中には不安を抱える患者さんも出てきます。そのような場合に、親身になってカウンセリングをしてくれる病院が理想的といえます。
適応検査に限らず診察や術後のカウンセリングにおいても、患者さん個々の症状をしっかり見極められる経験と知識を持った、各分野の専門医が担当していることが望ましいです。

・眼科診療全般の知識をもつ執刀医及び担当医がいる

レーシックは目を扱う繊細な治療です。目の感染症対策や合併症の知識と経験が十分あり、有事の際に即対応できる医師が執刀及び担当医であることが望ましいでしょう。そのような眼科の専門医の診察であれば、上でご説明したように、診察時に的確な診断をしてくれます。治療を受ける際の安心感や、治療そのものの安全性がとても高くなると言ってよいでしょう。

・手術の実績と症例数が多い

手術の実績や症例数が多いということは、医師の豊富な経験と技術の証明になります。近年は自動レーザーの導入などで、医師の経験や技術はさほど重要でないかのように言われることもあります。しかし、実際の手術は一から十まで全てが自動制御ではありません。医師の技量で手術の出来に差が出る可能性も、まだまだ否めません。病院によってはホームページに、手術の実績や症例数を載せているところもあるので、是非参考にしてみてください。

・院内の衛生管理が徹底している

安全な病院か否かの見極めで、最も重要視したいのが“院内の衛生管理”です。2009年に起きた銀座眼科の集団感染症事故は、衛生管理のずさんさから引き起こされました。この医療事故で被害を受けた67名の中には、失明寸前までいくほどの重症患者さんもあらわれました。このような医療事故を二度と起こさないため、国内の医療機関では衛生管理の見直しと徹底がなされました。
主に注目すべきは以下の2点。

・手術室の空気浄化設備が整っていること

空気中には多くの塵や埃、細菌やウイルスが漂っています。レーシックの手術中は角膜が剥き出しになるため、それらの影響をとても受けやすくなっています。感染症を防ぐため、手術室の空気清浄度は確保されていなければなりません。

・手術器具や用具が清潔に保たれていること

手術器具や用具の洗浄や滅菌が徹底されていることが基本です。医療事故の起こった銀座眼科ではコスト削減のために、使い捨てにすべき執刀用手袋や刃物を使いまわしていたことが発覚しました。通常の医療機関ではありえないことです。

以上の事柄が当てはまらない医療機関は、安全面が十分であるとは言い切れないかもしれません。

・手術費用を明確に表記している

レーシックにかかる費用は、両眼10万〜100万円近くまでと開きがあります。何故これほどの開きが生まれるのかというと、レーシックは自由診療だからです。受ける治療内容や病院の設備内容などにより、大きな差が出てきてしまうのです。それ故、かかる費用は治療を受ける前にしっかり確認しておきましょう。言うまでもなく、手術費用を明確に表記していない病院は選ばないことです。

レーシックに求められる長期的な安全性

レーシックに求められる長期的な安全性とは、末永く有害事象のない状態が続くこと。レーシック自体は極めて安全な治療ですが、それは病院が適切な診察や衛生管理、アフターフォローを行ってこそ実現します。
上記で安全な病院とはどのような病院を指すのかについて解説してきましたが、つまり安全な病院とは“医療的な責務(インフォームドコンセント、眼科医としての専門性、衛生管理など)が厳守された病院”のことを指すのではないでしょうか。
ご自身の大切な目を任せる病院選び、慎重に行いたいところですね。

【引用】
吉田憲次(2010)『ササッとわかる近視矯正手術「レーシック」で失敗しない本』(図解 大安心シリーズ)講談社.
安心LASIKネットワーク編(2012)『安心レーシック完全ガイド:レーシックで後悔しないための必読書』保健同人社.
渥美一成(2016)「【疾患編】屈折異常に対するレーシック治療」,『眼科ケア』2016年Vol.18,No.5,p.41,メディカ出版.

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