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知っておきたい!レーシック後のコンタクトレンズ選び

レーシックは角膜を削って屈折率を改善させ、視力を上げる手術方法です。術後直ぐに視力が上がり、その後も半永久的に効果が持続するため、視力の安定性は日本を含む世界中のデータから確認されています。
しかし、中にはレーシック後に目に悪い生活を続けてしまうなどして、術前ほどでなくとも視力が戻ってしまうケースもあり、その場合はコンタクトレンズで視力を補う人がいます。また、ファッションとしてカラーコンタクトレンズを使用したいと願う人もいることでしょう。

そこで、レーシック後のコンタクトレンズ装着について、事前に知っておいた方がいい事柄をお伝えしていきます。

レーシック後のコンタクトレンズ選びで注意すること

レーシックは角膜という、眼球の薄い透明な膜にレーザーを照らし、角膜のカーブを整える手術です。レーザー技術で角膜のカーブを整えることで、近視や乱視を希望とする視力へ矯正すことができるのです。

レーシック術前と術後では角膜のカーブが変化するので、術前に使用していたコンタクトレンズでは度数やBC(ベースカーブ)*も変わるため、合わなくなります。

このような事柄も踏まえた上で、レーシック後のコンタクトレンズ選びで注意すべきポイントをご紹介していきます。
※コンタクトレンズのカーブ半径を示す数値(mm)

術後の目の状態を把握する

手術の前は、レーシックが可能か適応検査で判断し、ライフスタイルに合わせた目標視力の設定や、どのような治療を行なっていくかのカウンセリングを含めた検査をします。コンタクトレンズを装着している人は、コンタクトレンズを一定期間はずし、目の状態を見ながら検査をします。

そして術後のケアですが、この間のケアがとても大事です。数十分で終わるレーシックは簡単に終わり、安易な手術というメリットもありますが、まれに感染症や合併症なども起こりえます。感染症や合併症に関しては大きな心配は必要ありませんが、術後の注意点をよく守り、保湿用の目薬を使用するなどのドライアイ予防のケアや、目を疲れさせないようにするなどを心がけましょう。手術後1週間は特にゴミや衝撃で目を傷つけないようにしたり、光から目を守るために、保護用グラスやサングラスなどで目を守ります。

視力が安定するには個人差があり、3ヶ月の期間は経過観察が必要です。術後は定期的に検査を行うので、自分の目の症状を知って、何かあれば信頼できる眼科医に適切な処置をしてもらえる環境が重要です。カラーコンタクトレンズなど、ファッション目的で早く装着したいと思われる方も、手術1ヶ月後の検査の結果が出てからにしましょう。

ライフスタイルに合ったコンタクトレンズを選ぶ

スポーツ選手などは1.5くらいの視力を必要とするケースがありますが、デスクワークが主な人などは0.8くらいの視力があれば十分なケースもあります。このように、コンタクトレンズ装着時の目標視力は個々のライフスタイルによって差があります。目標視力0.8と1.5では、コンタクトレンズ装着時の感覚やコンタクトレンズの質が変わってきます。自分のライフスタイルに合わないコンタクトレンズを着用すると、ドライアイや疲れ目を引き起こしてしまう恐れもあるので注意しましょう。

コンタクトレンズ装着時には、担当の医師に年齢や目の状態を見てもらいながら、適したコンタクトレンズはどのようなものなのかを相談することが大切です。

レーシック後はどんなコンタクトレンズがオススメ?

レーシックの後にコンタクトレンズを使用できるかは、術後の角膜の状態に関わってきます。角膜の厚さに余裕がある人はコンタクトレンズを使うのに問題ありませんが、角膜が薄い人の場合はコンタクトレンズによっては眼球にうまくフィットせず、角膜上皮層を傷つけてしまう可能性があるのです。

コンタクトレンズは一般的な矯正用のものからおしゃれ用や治療用の特殊なコンタクトレンズもありますので、専門眼科医に相談のもと、症状にあったコンタクトレンズを選んでもらいましょう。

また、ドライアイの症状がある人はすぐにコンタクトレンズの使用はできません。眼球には角膜上皮細胞という黒目の透明度を維持し、酸素を送り込む細胞があるのですが、コンタクトレンズの使用によってこの細胞を減少させ、酸素不足になってしまいます。ドライアイは治療できるので、改善後にコンタクトレンズを使用しましょう。

レーシック後はハードよりもソフト?

コンタクトレンズには、大きく分けてハードタイプとソフトタイプの2種類があります。カラコンと呼ばれる、お洒落目的のカラーコンタクトレンズはソフトタイプの一種になります。

ハードタイプはレンズを直接角膜に乗せるタイプで、レンズが硬いのが特徴です。レーシック後は角膜の形状が変わるため上手くフィットせずに外れてしまうこともあるので、医師からすすめられない可能性が高いです。

ハードタイプより柔軟性があるソフトコンタクトレンズなら比較的大丈夫ですが、医師と相談して問題なく使えるものを選びましょう。

カラーコンタクトレンズの中には酸素透過性の低いものがあり、感染症やトラブルの原因になることもあります。眼科医に相談し、費用を比較検討しながら安全性の高いものを選んでください。

コンタクトレンズは、自分の目の状態を知りながら、できるだけ安全なものを選び、目が疲れないように装着時間も最低限にしましょう。

レーシックを受けてもコンタクトレンズは使用できます!

レーシックにより、術前の目の形状とは変わり、眼球はデリケートな状態になるため術後のアフターケアを守ることが大切です。

レーシック後はコンタクトレンズが使えなくなるわけではありませんが、目への負担がありますので自分のライフスタイルや目標の視力に応じた、適切なコンタクトレンズ選びが大切です。

コンタクトレンズの種類は色々ありますが、自分の目にフィットし、安全で質の高いコンタクトレンズを選びましょう。

【参照】
丸尾敏夫 (2002)『老眼と正しくつきあう』岩波書店.
黒澤貞夫・ほか編(2016)『介護職員初任者研修テキスト1』中央法規.

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